2018年03月07日

犬の理学リハビリテーションセミナーを受講してきました!

こんにちは。
獣医師しみずです。

さて、先日1週間のお休みをいただき、米国テネシー大学公式認定『犬の理学リハビリテーションセミナー』(CCRP育成プログラム)に参加してきました。

ワンちゃんやネコちゃんの理学リハビリテーションは、 獣医療先進国である米国でも急速に関心を集めているんですよ。

リハビリテーションとは何でしょう?

リハビリテーションというと、『けがをしたときや病気の回復後に行うもの』というイメージが強いですよね。

でも、広い意味では『何らかの理由で能力低下、機能低下した状態から改善するよう働きかけること全般』を指します。

また医療・介護の現場では『病気やけがで動きの鈍くなった筋肉などに働きかけて、従来の動作に近づけること』を指します。

気付いていなくても、実は?!

日々診察していると、飼い主様が気付いていないけれど腰痛や関節痛、筋肉痛を持っているワンちゃんネコちゃんは少なくありません。

トイプードルやヨークシャーテリア、ポメラニアンなどの小型犬は、膝蓋骨脱臼(膝が外れやすく、スキップをしたりします)するこはとても多いです。

ラブラドールレトリーバーなどの大型犬は、股関節の形成不全が多く、お尻を振って歩いたり、本当は思いっきり走りたいのに走ることが出来ない…なんていうこも。

またお歳をとってくると、慢性的な腰痛や関節痛に悩まされて…というのは人だけではありません。

ネコちゃんで、昔は高い所にピョーンと飛び乗れたのに最近は乗らないなんて言う時は、関節が痛いのかもしれません。

痛みを軽減する方法は、痛み止めのお薬を飲む以外にも、おうちでできるケアもあります。

お気軽にご相談ください!

シニアになって立ち座りがしにくそう、お散歩中にスキップをよくする、筋肉がこっているのかな…などのお悩みがありましたら、獣医師しみずか看護師ふじさわにお気軽にご相談ください。

体を触ったりレントゲン撮影によって関節や筋肉、関節の屈伸出来る程度などをチェックし、温熱療法やマッサージ、バランスや筋力トレーニングなどを行い、おうちの生活やお散歩についてのアドバイスを行わせていただきます。

週1~月2回ほどの間隔で定期的に通院していただき、経過を追っていきながら、その状況に合わせて内容を再検討していきます。

楽しくリハビリに参加していただきたいので、飽きないようにトレーニング内容もいろいろご用意しております!

当院看板犬のニコちゃん(トイプードル・現在13歳)は、週2回のマッサージ、バランスや体幹トレーニング、オゾン注腸療法を行っています。

時々足の古傷が気になる時もありますが、マッサージ後は楽になるようですよ。

いつまでも楽しくお散歩が出来るように、しっぽをたくさん振れる楽しい生活が出来るように、サポートいたします♪

※リハビリのご相談は、事前にお電話にてご予約いただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

しみず

 

 

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