2020年08月17日

トイプードルのショコラちゃん!ご家族みなさんのマッサージで絶好調です♪

 

こんにちは!
獣医師の清水です。

暑い日が続いていますね。
みなさん、体調はいかがですか?

 

トイプードルのショコラちゃん!ご家族みなさんのマッサージで絶好調です♪

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ショコラちゃんは、現在7歳の女の子です。
トリミングの写真も、笑顔がかわいいですね♪
当院とは、仔犬の頃からのお付き合いです。

トイプードルさんは、犬種として、膝が弱い子が多いです。
ショコラちゃんも、小さい頃から膝が弱くて、5歳の時に歩き方に変化があったため、リハビリを始めました。

その後3週間毎のリハビリで歩き方は良くなり、現在は月1回マッサージにいらっしゃいます。
 ショコラちゃんは、痛いところ、気持ちいいところを、素直に教えてくれる子です。
ですので、こちらもその気持ちに応えたマッサージを行っています。

またご自宅でも、ご家族みなさんで、マッサージやリハビリに取り組んでくださっています。
現在は、しっかりとした筋肉が付いていて、歩き方も絶好調です。

 

ショコラちゃんのお母さまより、マッサージの感想をいただきました!

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ショコラは2018年9月からマッサージを始めました。
ちょうど2年になります。

ショコラはヒザの関節が緩く、お座りをするとヒザが外れることがあります。
痛みが出ないよう、ずっと元気でいられるようにリハビリを始めました。

初めてマッサージをして頂いた後に、ショコラを撫でた時、皮膚がとても柔らかくなっていたのにびっくりしたことを覚えています。
私たち家族が気が付くことができなかった痛みを 教えて頂くことがよくあります。

その時のショコラの状態に合わせ、お散歩の仕方、家でのマッサージのやり方も変わり、我が家に合ったやり方をいつも考えて頂いています。

おかげ様でヒザの筋肉も大分ついたようです。
現在7才。
このままずっと元気で過ごせるよう、月に一回のマッサージを続けていきたいと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

~ショコラちゃんのお母さまより~

 

かわいいトイプードルのイラスト共に、ありがたいお言葉をいただきました。

マッサージには、痛みを緩和したり、血行を改善させたりする効果があります。
ワンちゃんの動きが良くなれば、筋肉が増え、筋肉は膝をサポートしてくれます。

これからも元気に楽しく生活が出来るように、サポートさせていただきます。
またお待ちしています!

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獣医師 清水

2020年07月31日

絵本『牙なしゾウのレマ』をご寄贈いただきました!

こんにちは!
獣医師清水です。

明日から8月ですね!
病院前の保木公園もやっとセミが鳴き始めましたよ。

絵本『牙なしゾウのレマ』をご寄贈いただきました♪

リハビリにも通ってくださっているラブラドール・レトリーバーのさくらちゃん。
診察室に入ってくる時のニコニコ笑顔がとてもかわいい女の子です。
さくらちゃんのお母さまより、絵本をご寄贈いただきました。

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『アフリカでは15分に1頭、ゾウが殺されている事実をあなたは知っていますか?』
表紙にあるのは、とてもショッキングなコピーでした。
象牙の国際取引は1989年、ワシントン条約によって原則禁止されました。
しかし、2013年に押収された密猟象牙は40トン以上。
アフリカの貧困と紛争により、未だに乱獲は続き、アフリカ大陸のゾウは絶滅の危機にあるとも言われています。
作者である滝田明日香さんは獣医師で、現地アフリカでアフリカゾウの保護をする活動を行いながら、ゾウを取り巻く危機的状況を日本の人々に伝える活動をしています(NPO法人アフリカゾウの涙)。

日本では、動物園でかわいく、賢い姿を見せてくれるゾウさんたち。
しかし、これからもゾウと人間が共存していける地球にするために、出来ることをは“今”しなくてはなりません。
遠く離れた日本にいる私たちも、アフリカゾウの現状を知ることから始めてみませんか?
待合室の本棚にございますので、お子様だけでなく大人も方も、ご来院の際はぜひ読んでみてください。
(場所が分からなければ、お気軽にスタッフにお声掛けくださいね。)

獣医師 清水

 

 

 

 

 

 

 

2020年02月07日

ポメラニアンのちょびちゃん!15年の犬生で今が一番元気です!!

 

こんにちは。
獣医師 清水です。
節分も過ぎ、暦の上では『春』ですね!
今年は例年より暖かいので、ノミダニ予防も早めに始めても良いかもしれませんね。

15年の犬生で今が一番元気です!!

さて、今回はマッサージ&リハビリに通ってくださっているポメラニアンの『ちょびちゃん』をご紹介します♪
ちょびちゃんは膝が弱く、3年前(当時12歳)に初めて来院された時は、待合室のフローリングを歩くことすらためらう状態でした。
その後、病院では2~4週間毎のマッサージやトレーニングを、ご自宅でも滑らない床にするなどの環境整備、マッサージ、ストレッチ、またぐ運動などのいろいろなトレーニングを生活に取り入れてくださいました。
ちょびちゃんと飼い主様の努力は実を結び、今では飼い主様が「15年の犬生で今が一番元気です!」と仰る位元気いっぱいです!

 

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バランスボールは余裕の表情♪

ちょびちゃんの飼い主様からマッサージとリハビリの感想をいただきました!

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『マッサージを受けて、まず体調が整ってきた事が一番うれしい出来事です。
勿論マッサージにより、今まで歩行ができなかった病院の待ち合い室やペットショップ等を歩けるようになった事も大きな成果です!
それまで朝起きると決まって頭を激しく左右に振り後、ケッケッケッと何度かなり、呼吸が苦しいのか舌が紫色になります。
院長先生のお話しですと、体調不良から交感神経と副交感神経のバランスが崩れている為との事。
それがマッサージを受けるようになって、血行がよくなったのか、1ヶ月も未たずその症状がなくなりました。
ちょびはいつ頃から足が痛い、腰が痛かったんだろう・・・!
苦しかったんだろうな~!
普通に生活していたので全く気付いてあげる事はできませんでした。
今の病院にお世話になって3年ですが、初診の時すぐ看護婦さんが気付き、先生が気付いて下さいました。(受診は皮膚のトラブルだったのですが)
ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです。
言葉を発しないワンちゃん達。
飼い主の気付かないまま、さまざまなトラブルが起きている事を改めて感じさせられました。
ワンちゃん達が少しでも健康に、少しでも快適に過ごす一助として、定期的なマッサージをおすすめいたします。』

まとめ

ちょびちゃんは初診時の悩みは皮膚のトラブルでした。
ご家族のケアと治療により、今では毛もフワフワになりました。
膝のトラブルはなくなるものではありませんが、生活の質を上げるお手伝いが出来てとても嬉しいです。
これからも大好きなお母さまやご家族と元気で快適な生活が続くように願っています。
一緒に頑張っていきましょう!
またお待ちしています。

獣医師 清水

 

 

2019年11月25日

ポメラニアンのクーちゃん!リハビリ頑張ってます♪

こんにちは!
獣医師 清水です。
先日初めて柿狩りをしました。
今年は豊作!とのことで、1本に200個以上生っていました。
友達のお父さんと共に育ってきたという歴史ある柿。
元々は渋柿だったのが、接木で甘柿に生まれ変わったとのこと。
甘くて美味しかったです 🙂

クーちゃんは頑張り屋さん!

今回はリハビリとマッサージでいらっしゃっているポメラニアンのクーちゃんをご紹介します。
クーちゃんは、とてもかわいく優しい12歳の女の子です。
「病院に行くよ!」と聞くと、玄関で待っていていてくれるそうです♪

2018年初めより、股関節と膝関節のために『水中トレーニング(水泳)』と『温熱療法・マッサージ・筋力トレーニング』に、2週間ごとに通ってくださっています。
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水中トレーニングを行うと乾かしてあげることが必要なので、水中トレーニングを行った後はトリミングも行い、マッサージをして帰ります。
帰ったらゆっくり休んでね!
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そんなクーちゃんのお母さまにリハビリテーションの感想をいただきました。
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月1回の水中リハビリと月2回の筋力トレーニング・マッサージをして頂いています。
水中リハビリは、今まで泳いだ事もなかったので戸惑いもあった様ですが、今では慣れ、上手になったようです。
毎回、犬の状態をチェックし、その時に応じたリハビリ・マッサージをしてくださるので安心しています。
又、家でも出来るリハビリ・マッサージのアドバイスもしてくださるので助かっています。
リハビリをはじめた頃は、筋肉を付けてバランス良く歩行出来る様にでしたが、今12歳過ぎた事もあり、筋肉を保持し、出来るだけ長く歩ける事を目標に頑張っています。
これからも、先生と相談しながら、犬にあった治療・リハビリ等出来たらと思っていますので、よろしくお願いします。

これからも元気でいようね!!

当院のプールは小さいので、3kgくらいの小型犬までが可能です。
今特に症状が出ていなくても関節や腰にトラブルがある子や、シニア期や健康維持のためになどの子におすすめです。
お気軽にお問い合わせくださいね!

獣医師 清水

 

 

 

2019年07月10日

あんどうりすさんによる防災セミナーを開催しました!

みなさん、こんにちは ☆
看護助手の前田です。
ブログ初投稿で至らない部分が多々あるかと思いますが、宜しくお願い致します!

先日7月7日に、防災アドバイザーのあんどうりすさんを講師としてお招きして、『アウトドア流防災セミナー』を開催しました。
雨の中、たくさんの方がご参加くださいました♪
飼っていない方や多頭飼育されている方も、大切な家族のためにみなさん真剣に話を聞かれていました。

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阪神淡路大震災で被災された経験談を交えて、とてもテンポよく話されていてあっという間の2時間でした♪

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災害時、ペットを守るためには『同行避難』が重要で、食べ物の備蓄ももちろんですが、日ごろからのしつけや健康管理をすることがとても大切なのだとお話してくださいました。

 

 

また、アウトドアのスキルに基づいた実践的な防災の知恵をたくさん教えていただき、本当に役に立てられそうなお話ばかりでした!

院内では、アウトドアや防災の知識がたくさん詰まった先生の著書『りすの四季だより』と、毎日持ち歩くカバンに入れておきたい命を守る5点セットのひとつ『ホイッスル』(水の中でも使用できるよう玉が入っていないタイプが良いそうです)や『使い捨て携帯トイレ』も販売していました!

 

災害への備えはやらなくてはと思いながらもついつい後回しになってしまいがちです。
しかしいつ何時訪れるかわからないのが災害というもの。
日本は最近地震が多発していて心配です。。
いざという時慌てないために、自分と家族、ペットの命を守るために今!!ひとつずつ行動に移して備えを万全にしたいですね。

 

私も防災に対する意識が高まり、とても良かったです。
さっそく先生がおすすめされていた携帯用のアプリを入れました!
これからは紹介されていた防災グッズ(自分や愛犬用のレインウェアや断熱マット、家具転倒防止シールなどなど)を揃えていきたいと思います★

 

貴重なお話をしてくださったあんどうりすさん、そしてご参加くださったみなさま本当にありがとうございました!

夏のイベント企画中!

当院では7月・8月もイベント開催を予定しております!
◇7月21日(日) 14時~17時 ピーステイルズさん主催譲渡会
◇8月 お子様向けイベント企画中 詳細が決まり次第お知らせ致しますので、お楽しみに☆

まえだ

 

 

 

 

 

 

2019年07月01日

『高齢者とペット』セミナーに出席してきました!

こんにちは!
獣医師の清水です。
今日から7月です。
じめじめのお天気も苦手ですが、夏の暑さも堪えます 😥
今のうちにしっかり休んで体調を整えておきたいですね。
さて、今回は真面目なお話です。

高齢者とペットと動物病院

先日ANIMAMALLかわさき(川崎市動物愛護センター)で行われた【人生100年時代の『高齢者とペット』問題を考える】セミナーに出席してきました。
動物病院は【動物の診療施設】ですが、飼い主が一人暮らしの高齢者の方の場合や、ご家族で入院される方がいるためにペットホテルを希望されるなど、高齢化社会を意識する場面は多々あります。
私は母が民生委員をしており、地域社会として高齢者や認知症の方をサポートする姿勢があることを聴いていました。
そして今回このセミナーがあることを知り、参加することにしました。

考えさせられる内容でした

今回の講師は、朝日新聞で社会保障(介護保険など)を担当されている記者の方です。
その方が書かれた、今年1月21日朝日新聞『介護保険とペット』は1面記事になりました。
ペット関連の記事が1面に載ることは、稀なことだそうです。

この記事では、『介護保険のサービス提供で、ペットの扱いにケアマネージャーらが苦慮する事態が広がっている。介護保険サービスでペットの世話をすることは認められていない。だが、高齢者と動物の福祉は切り離せなくなっている』とあります。
介護保険は、家族の存在を前提にした、人のための制度です。
しかし現実にはいろいろな問題があります。
「飼い主がペットの世話をできないから、ヘルパーが頼まれる」
「独り暮らしを続けて行くことが困難になり、親戚の近くに引っ越しをするがペットをどうしたらよいかわからない」
「施設入居を勧めたが『猫と離れたくないから嫌だ』と強く拒否」など
これらの問題を高齢者である飼い主が解決することは難しく、現場のケアマネージャーやヘルパーが困ってしまう事態になるのです。
そこで東京都では豊島区で、平成30年8月から介護保険サービスと保険外サービス(ペットの世話・実費)を組み合わせて利用できる『選択的介護(混合介護)』をモデル事業として開始しました。
横浜市や川崎市に関しては、調べてみましたがよくわかりませんでした。

「人生100年時代」と言われます。
今の60歳の25%は95歳まで生きる。
2025年 65歳以上の認知症の人 約700万人
2040年 一人暮らしの高齢者   896万人
ペットと老後、介護、認知症、生活困窮、孤立…。
これらの対策には、ペットと①家族、②国・自治体、③企業・民間、④ボランティア・地域との関わりが重要です。
方法や解決策は手探りですが、人とペット両方と関わる動物病院として、地域での取り組みを進めていく必要性を感じました。

ペットの存在とは?

セミナー後半に行われた質疑応答では、「高齢になったら、ペットはペットロボットで良いのではないか」との意見もありました。
残されたペットのことを考えると、そのような選択肢もありかもしれません。
しかし、ペットのぬくもりや柔らかさ、香りはロボットにはない安らぎを与えてくれると、私は感じています。
人が家族のつながりを保ち、何かあった時にペットも含めて助け合えるような未来になることを願います。

いざという時のために

飼い主が不慮の事故や病気により正常な判断が困難な状況となった場合、正常な判断が出来るまでの飼育管理の委託先や、死亡した場合の譲渡先、ペットの情報などを記入できる誓約書』(かわさき犬・猫愛護ボランティアリーフレット作成委員会)をいただいてきました。
記入して冷蔵庫に貼ってあるだけで、ペットも関わる人も助けてくれるものです。
ご興味のある方、ご希望の方は、当院スタッフまでお声掛けください。

引用:2019年1月21日朝日新聞

獣医師 清水

2019年05月23日

マッサージ&リハビリで元気なブランシェちゃん(トイプードル)のお母様より感想をいただきました♪

みなさん、こんにちは!
獣医師 清水です。

先日、国立科学博物館(上野)で開催されている『大哺乳類展2』に行ってきました。
哺乳類の幅広いたくさんの展示と、可愛く丁寧でわかりやすい説明がついていました。
そして、なんとトラやアザラシを直接触れる展示も!
その後は常設展示の恐竜(骨格標本)たちにもごあいさつ。
一人で3時間滞在してしまいました 😆
夜は、まさに映画『ナイトミュージアム』?!
6月16日(日)まで開催しています。

ブランシェちゃんのマッサージ&リハビリテーション

さて今回はマッサージ&リハビリでいらっしゃるブランシェちゃん(トイプードル・9歳・女の子)をご紹介します!
ブランシェちゃんは、真っ白でふわふわで、とびきり可愛い女の子です。
膝蓋骨内方脱臼というトイプードルなどの小型犬に多い膝(ひざ)の病気で、関節軟骨の注射やサプリメントと共に、昨年7月から約3週間毎にマッサージとリハビリテーションに通ってくださっています。
リハビリは一朝一夕に結果が出るものではありません。
半年以上通ってくださり、今回ブランシェちゃんのお母様に感想をいただきました。

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~感想~
生まれつきヒザの関節が悪い子でした。
年とともにグレードも上がり、体重が増えてヒザに負担がかからないように体重コントロールはしていましたが、治したり、現状維持というのをどうやって良いものか迷っていました。
そんな時に清水先生にマッサージをすすめて頂き、9カ月となります。
私自身体の状態を手で触ってわかることが出来るようになりました。
一番うれしかったのは、リハビリマッサージを始める前は前足がO脚立ちしていたのが、キュッとかっこ良く立てるようになったことです。
立ち方で若々しくなりました。
これからも続けて行きたいと思います。

ニコニコ笑顔で診察室に入ってくるブランシェちゃん 🙂
マッサージも、施術に合わせて背中を向けてくれたり、お腹を見せてくれたりするお利口さんです。
トリミング後にマッサージをしてお帰りになる時もあります。
ブランシェちゃん&お母様、またお待ちしております!

こんな様子はありませんか?

どうぶつが筋肉のコリや痛みを感じている時にはいろいろな症状が認められますが、代表的なサインをあげます。
ぜひチェックしてみてくださいね!

背骨が曲がっている
肘が外側に向いている
肉球より爪が長く伸びている
お座りのスピードが遅くなった
前肢がO脚、後肢がX脚
頭を下げたまま歩く
触られるのを嫌がる
イライラしてよく吠える
散歩に行きたがらない
後肢のふるえとふらつき
尻もちをつくようにドスンと座る
etc…

マッサージやリハビリは、元々の関節の状態を治すものではありません。
しかし、膝をかばって二次的に起こる筋肉痛・関節痛・腰痛などを緩和し、使わなくなり弱ってしまった筋力をトレーニングすることによって、生活の質を改善することは出来ます。

私は、ワンちゃんの生き甲斐は、
①元気に楽しくお散歩に行けること
②美味しくご飯を食べること
と考えています。

どうぶつへのマッサージは医療行為です。
当院は、テネシー大学認定の犬のリハビリテーションセミナー(CCRP)コース5を修了した獣医師 清水と、専門学校でリハビリコースを学んだ看護師 藤澤がおります。
2回で3,000円(税抜)のお得な『お試しマッサージコース』もございます。
※別途再診料500円(税抜)をいただきます。
気になることやご心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください!!

引用:愛犬のコリ・痛みを最短10秒でほぐす!メンテナンスドッグマッサージ基礎編 櫻井裕子 マガジンランド

獣医師 清水

2019年04月04日

『馬のキネシオテーピング講習会』を受講しました!

こんにちは!

獣医師の清水です。

桜が満開ですね

 

『馬のキネシオテーピング講習会』を受講しました!

実は学生時代に馬術部だった私。

馬は好きな動物の一つです。

2年ほど前、アメリカの先生によるドッグマッサージ講座で馬のサポートのテープがあることを知りました。(ややこしいですね。。。)

今年1月、横浜で行われた馬のイベントでそのテープのお店が出ていることを知り、やっと購入することが出来ました!!

そして今回、念願の受講となりました。

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キネシオテーピングって?

このテープ、40年前に日本人が人用に開発したもので、今話題の『筋膜リリース』を行ってくれるものなのです。

薬を一切使っていないのに、貼っているだけで痛みやむくみの軽減、姿勢改善、循環器やリンパのコンディションの改善、靭帯や腱などのサポートなどの効果があります。

伸縮性があるので貼っていても楽ですし、何といっても水に濡れても取れないので手首などにも貼れ、数日キープ出来ます。

オリンピックで卓球の福原愛さんが足に貼っていたり、多くの海外のスポーツ選手も使用しています。

などなどの座学を受けました。

 

実践してみよう!!

座学の後は、お隣の方と組になって、手首・肩・腰・足の裏などにテーピングの練習をしました。

その後、(お馬さんはいなかったので)模型の馬の肢でデモンストレーションを見せていただきました。

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座学と実地で5時間の講習でしたが、先生のお話のテンポが良く、質問もたくさん出来たので、充実した一日でした。

帰ってきてから、自分の体だけでなく主人の背中・スタッフの腰・友人のふくらはぎにテーピングをさせていただきました。

主人は「背中が楽~♪」と言っていました。

 

犬たちのために!

先生は今スウェーデンで行われている馬術ワールドカップ日本代表馬のライフイズビューティフル号と選手にテーピングをするために同行されているとのこと。

動物は人の言葉は話しませんが、元々関節が悪かったり、加齢により足腰が弱ったりして痛みを感じています。

私はキネシオテーピングを、今行っているマッサージ・リハビリテーションと合わせて行い、サポートしていきたいと思います。

 

最後に…犬に貼る場合、長毛だとはがれやすいので、テープを長くキープするためにはある程度毛が短い方が良いでしょう。

これから暖かい季節になるので、毛を短くする方もいらっしゃると思います。

ご興味ある方は清水やスタッフまでお声掛けください!

 

獣医師 清水

2019年02月17日

2月12日に川崎市動物愛護センターの新施設が開業しました!

こんにちは。

獣医師の清水です。

先日、今季初の雪が降りワクワクしましたね。

でも、すぐに溶けてしまって残念でした 😉

 

さて、今回は『2月12日に川崎市動物愛護センターの新施設が開業しました!』です。

当院は横浜市にありますが、10分ほど歩けば川崎市になり、川崎市在住の患者さまもたくさんいらっしゃいます。

そこで、2019年1月12日(土)朝日新聞に掲載された『神奈川県、横浜、川崎などの犬猫の殺処分について』の記事と合わせて、神奈川県内の殺処分についてや、新しく開業する動物愛護・保護センターについてをお伝えしたいと思います!

 

神奈川県(動物保護センター)は、犬は5年間、猫は4年間「殺処分ゼロ」です!

この文言からは、「神奈川県は素晴らしい!」と思ってしまいませんか?

しかし、細かくみてみると、いろいろなことが浮かび上がってきます。

神奈川県内には、神奈川県と横浜、川崎、横須賀の3市で、合わせて4つの動物愛護・保護センターがあります。

県が宣言する殺処分ゼロは、独自の動物保護施設がある横浜、川崎、横須賀の3市と、相模原市、藤沢市、茅ヶ崎市と寒川町を管轄区域外として除いた数値になっています。

2017年度、全国で殺処分された犬は8362匹、猫は3万4865匹です。

横浜市動物愛護センターでは17年度、犬29匹、猫390匹を殺処分。

横須賀市動物愛護センターでは17年度、犬1匹、猫3匹を殺処分しました。

川崎市動物愛護センターでは17年度、犬の殺処分ゼロを達成しており、猫も減らしています。

神奈川県動物保護センターは犬猫共に殺処分ゼロです。

このため県全体のおおよその年間殺処分件数は犬が30匹、猫が400匹近くというのが実態です。

(各愛護・保護センターのホームページの事業概要に詳細が載っています)

 

殺処分ゼロにするためには?

では、各自治体が殺処分ゼロを『目標』に掲げている中、なぜ神奈川県は殺処分ゼロを『継続的に達成』出来ているのでしょうか?

2017年度、神奈川県動物保護センターで収容した犬は354匹、猫は442匹。

このうち県民へ譲渡された犬は、19匹、猫は9匹。

ボランティアに譲渡された犬は127匹、猫は369匹でした。

(残りは飼い主の元に戻ったり、収容中に亡くなったりしたそうです)

ここから神奈川県の殺処分ゼロは、ボランティアの活動がとても貢献しているということがわかります。

このボランティアとは、収容された犬や猫を引き取り、各地で譲渡会などを開いたりして、新しい飼い主を探す活動をしている方々です。

しかしこのボランティアも、みなさんが大きな預かり施設を持っているわけではなく、個人宅で預かる場合も多いため、次から次へと収容される犬猫をどんどん引き受けるわけにはいきません。

ですから、センター主体の譲渡会を行い、センターから直接新しい飼い主に譲渡するルートが必須なのです。

犬猫を家族に迎えようとする時には、ペットショップに行く前に、まず各自治体の動物愛護センター・動物保護センターのホームページなどで『譲渡対象の犬猫コーナー』をぜひ見てみてください。

そして、ボランティアも、ホームページやSNSに、新しい家族を募集している子を紹介していたりしますよ。

しかし何より、飼い主は最期まで責任を持って飼うこと。

どうしても飼えなくなった場合には、飼い主が責任を持って新しい飼い主を探しましょう。

これがセンターに収容される犬猫がなくなることにつながり、一番重要なことと言えます。

 

動物を処分するための施設ではなく、生かすための施設として

川崎市動物愛護センターは、3年前に院長と当院スタッフで見学に伺わせていただいたことがあります。

スタッフの方々が、高齢犬のお世話を優しくされていたのが印象的でした。

そして、1974年に作られた同センターは、今年2月12日に「ANIMAMALL(アニマモール)かわさき」として中原区に新施設が開業しました。

神奈川県は1972年に出来た同センターを「動物を処分するための施設ではなく生かすための施設」として建て替え、今年4月に開所(平塚市)する予定です。

また災害時には迷子動物や負傷動物の一時保護施設としても活用する計画になっています。

ちなみに横浜市は2011年に新しい愛護センターが建てられました。

 

川崎も横浜も譲渡会を行っていたり、見学も出来ます。

ぜひご自分の目で見て、よりよい動物との生活が出来るように知ることから始めてみましょう!

 

獣医師 清水

 

2019年02月01日

『愛犬・愛猫との室内での快適な暮らしセミナー』に参加してきました!

こんにちは!

獣医師の清水です。

インフルエンザが流行っていますね。

空気も乾燥して、喉がスッキリしません。

これから花粉も飛び始めるので、私には春までつらい時期です 😥

みなさんは大丈夫ですか?

 

さて、先日『愛犬・愛猫との室内での快適な暮らしセミナー』に、参加してきました。

その中で、犬猫を飼うにあたってのトラブルや対策について紹介されていました。

犬猫と生活するにあたってのご近所トラブルとは何があるのでしょうか?!

 

一つ目は、臭い!

ベランダをトイレにしたり、犬猫の体のケアを定期的に行っていない等で問題になります。

掃除や換気が、対策の基本です!

五感の中で嗅覚が一番早く鈍るそうです。

日々暮らしていると、『自宅の臭い』ってよくわからなくなってしまいますよね。

そんな時は、犬猫を飼っていない人に時々家の臭いをチェックしてもらうと良いですよ!

 

二つ目は、抜け毛!

ベランダや屋外でブラッシングやドライヤーをしたり、犬猫と一緒に寝ている布団を外に干したりすること等で問題になります。

屋内でブラッシングをしたり、布団の毛は粘着テープで取ったり、浴室乾燥や室内用物干しを利用して対策をしましょう。

 

三つめは、騒音!

犬の爪の音、走る、遊ぶ、猫の深夜の運動会・・・。

フローリングは特に要注意です。

定期的に爪を切ったり、絨毯・カーペット・コルク・防音マット等を敷いて対策しましょう。

猫の深夜の運動会で、特に高い所からの着地点には、よりクッション性の高いもの(布団)などを敷いても良いでしょう。

 

四つ目は、共用部分!

マンションのエレベーターや廊下、敷地は犬猫が歩いて良いことになっていますか?

もし良いことになっても、粗相をしてしまうかもしれません。

実家のマンションでは、「共用部分は抱っこをしましょう」となっています。

また動物が苦手な方、アレルギーの方もいます。

歩いて良いことになっていても、すれ違う時にはリードを短く持ち、犬は壁側を歩く。

エレベーターに乗る時に「犬(猫)がいるのですが、乗ってよろしいですか?」と、一声かけてから乗る等をしましょう。

中には、非常階段を運動場代わりにする方もいるそうで・・・。

飼い主がマナーを守っていれば、犬や猫たちが地域の仲間として受け入れてもらいやすくなります。

マナーとルールを守りましょう。

 

最後は、鳴き声!

犬や猫に無駄吠え、無駄鳴きはありません!

みんな何かの欲求があるから吠えたり、鳴いたりするのです。

ですから、犬や猫の『行動欲求』を満たしてあげることが大切です。

・犬猫にとって、快適な生活空間になっていますか?

・バランスのとれた食事をしていますか?

・エネルギーを発散させたり、本能を満たすような遊びをして、運動欲求を満たしていますか?

・飼い主や他の犬猫などと、社会的な関わりがありますか?

 

「身体的にも健康で、特にうちの子には問題が思い当たらないない!でも吠える鳴く・・・。」と言う場合は、エネルギーが有り余っているのかもしれません。

散歩から帰ってきたら軽く眠るくらいの散歩の量になっていますか?

猫はお散歩に行くのは難しいので、おもちゃで遊んであげましょう!

また壁や棚を使ってキャットウォークを使ってあげると、楽しみながらアップダウンの運動が出来ます。

猫は高い所から眺めるのが好きですが、高い所から飛び降りることは苦手です。

キャットウォークは行き止まりにならないように、また安全に地面に戻ってこれるように作ってあげてくださいね。

 

実は我が家も・・・

我が家のはな(ヨークシャーテリア・メス・4歳)は、昨年の春から急に夜中2~4時位に吠えるようになりました。

外で猫のケンカが始まった時期でもあったので、始めは猫の発情期が終わったら、また朝まで寝るかな?と軽く考えていました。

しかし・・・それは昨年の冬まで続きました。

夜中に起きて、抱っこしたり、なだめたり。

赤ちゃんを育てているような夜の日々でした。

はなはケージの中では、ペットシーツを敷いてもトイレをしません。

トイレはケージの隣にありますが、夜中はトイレをしない子だったので、ケージの扉は閉めていました。

夜中に吠えるのはトイレをしたいからでは?と言うことで、ケージの扉は開けたまま一部屋にフリーにしておくことにしました。

そうしたら、夜中に自分でトイレをし、朝6時まで吠えることはなくなりました。

もっと早くはなの欲求をわかってあげていたら・・・と反省しました。

動物は言葉を話すことは出来ませんが、訴えていることがあります。

気持ちを理解して、お互いが快適に楽しく生活出来るようにしましょう!!

 

獣医師 清水